yogaの中で生きる ingA

新米ヨガインストラクターが日々想うこと。

「やらなきゃいけない」の正体

こんにちは

ヨガインストラクターのchikaです。😃

 

年末に向けてなにかと慌ただしくなる時期ですね。⛄️

 

あれをしないと!これもしておかないと!とバタバタと過ごすうちに

あっという間に一日が終わり、気づけば夜。

一日バタバタと動き続けたので体力は残っておらず体はぐったり。

ああまだあれもしてない。ああ本当はこれもやっておきたい。と思いながら

いつの間にか眠りに落ちて

翌日疲れが残ったままの思い体を引きずるようにベッドから起き上がる。

そしてまた慌ただしい一日がはじまる。🌄

 

そんな毎日を過ごされていませんか??

 

ヨガ哲学の人間の状態を表す3つのグナ(性質)でいうと

こういった慌ただしい日々は「ラジャス(激質)」な状態です。

 

やることに追われ忙しい日々も

悪くはないのです。

 

毎日たくさんのタスクをどんどんこなしていると充実感があり楽しい時もありますよね。

でもこういう日々は長くは続きづらいです。

ラジャスな状態というのは

交感神経が優位な戦闘モードのような状態です。

少しでもうまくいかなくなると途端にイライラして他人や自分に攻撃的になってしまったり、待つことや委ねるということがとても苦手な状態です。

 

よく言えば能動的ですが悪く言えば視野が狭く自分勝手。

そしてそんな激しいラジャスな状態が長く続くと

いわゆる燃え尽き症候群のように

突然何もしたくない。できない。という「タマス(惰質)」な状態になりがちです。🛌

 

ヨガ哲学ではこのタマスの状態は

最も悪い状態とされています。

上から順に良い状態

サットヴァ(純質)

ラジャス(激質)

タマス(惰質)

 

いかに無気力なタマス状態にならずに

長期間モチベーションを高く保つか?が課題なのですが

そのカギとなるのは

どうやってラジャス(激質)から最も良い状態と言われるサットヴァ(純質)へワンランクUPさせていくか?なのではないかと思います。

 

そこでおすすめなのが

まずはラジャスな毎日に「怒り」が出てきたときはとにかく今の日々のタスクを極力減らすこと。

毎日のタスクがあまりに多すぎませんか?

それって本当に毎日やらなきゃいけないことですか?

私は人間が毎日やらなきゃ生きていけないほどの重要なことって

実はものすごーく少ないと思います。

ほとんどのタスクが今日やらなくてもさほど困りはしないことです。

 

それをやらないと大変なことになると思っているのは

自分で自分にかけた呪縛だったり惰性だったり。

 

毎日のタスクを見直してみて多すぎる場合は

誰かに任せられることはお任せし、そのほかは思い切ってエイっと放棄してしまいましょう。

放棄してみると分かるのですが

一日くらい放棄してもさほど困りません。

 

そしてその放棄して出来た時間で

他人や自分に感謝の気持ちが溢れ出るような行為を行うことをおすすめします。

 

それは瞑想だったりヨガだったり、音楽鑑賞や映画鑑賞だったりと人それぞれにいろいろな方法があると思います。

向上心をもって勉強をするというのもサットヴァな行為ですね。

 

穏やかで争いのないサットヴァな状態

そんな状態で行う行為は高いモチベーションのまま

自分も他人も傷つけずに永く続けられますよ。

 

「怒り」が出てきたらラジャスのサイン。🚨

そこからひと手間加えてサットヴァな状態を目指しましょう!