今日で6月も最期ですね。
一年のちょうど半分ということで神道では夏越しの祓という儀式が行われるところが多いようです。夏越しの祓は大晦日の年越しの祓とワンセットの神事だそうですが、あまり年末ほど知名度が高くない気がします。
先日訪れた近所の神社にも、立派な茅の輪(ちがやのわ)が設けられておりました。
みなさんは、茅の輪をくぐるときに作法があることはご存知ですか?
地域や神社によって異なるところもあるそうですが一般的には
神拝詞(となえことば)を声に出さずにとなえながら輪をくぐります。
代表的な神拝詞
「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ」
(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ)
1周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る
2周目:正面でお辞儀、右足で茅の輪をまたぎ、右回りで正面に戻る
3周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る
正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、参拝へ
儀式って作法が細かく細かく決められていますよね。一度覚えてしまえば簡単ですが覚えるまではややこしいですね😅
先日、私が訪れた近所の神社の神拝詞は
「蘇民将来(そみんしょうらい)」と唱えよ。とのことでした。
初耳の言葉になんのことだか分からないまま、ひとまず唱えながら茅の輪をくぐったものの後に気になり調べてみました。
蘇民将来とはなんぞや?
その答えはなんと人名でした!!
将来が良くなりますように。というような意味かなと勝手に思ってたので意外でした😅🤣
その起源となった物語がこちら。
日本神話の神さまスサノオノミコト(牛頭天王)が旅の途中で2人の兄弟に家に一泊させて欲しいとお願いをしたそうです。
兄の蘇民将来は貧しいにも関わらず「汚れていますがそれでも良ければ」と快く受け入れ、弟の巨旦将来(たんしょうらい)は裕福なのに面倒そうだと断りました。
兄の蘇民将来の優しさに感謝したスサノオノミコトはそのお礼に蘇民将来の一族とその子孫には厄災が降りかからないようにしてあげたそうです。
そのため地域によっては茅の輪くぐりの時だけでなくお正月のしめ縄などにも
「蘇民将来子孫之家門」と文字をつけて「私たちは蘇民将来の子孫です❣️」と厄除けのために表示しているところもあるそうです。
実際には
蘇民将来の子孫か、それとも断った弟の巨旦将来の子孫なのかは分かりませんが
弟の巨旦将来のように、自分の狭い狭い視野と目先だけの浅はかな損得勘定で本当はとても大切なことを拒否しちゃうようなことってあるよなぁ〜、、、と自らを反省しました。
そんなこんなで6月最終日の今日は
家をしっかりお掃除して2022年の残り半分をキレイ✨さっぱり✨した気持ちでむかえたいと思います😃
今日も良い一日を🧹✨