yogaの中で生きる ingA

新米ヨガインストラクターが日々想うこと。

食べるということ

早くも今日から2月ですね。

先日読んだとあるお経の本の中で「五観の偈(ごかんのげ)」というお経と出会いました。

 

みなさんは「五観の偈」ご存知ですか?

 

私は全く知らなかったのですが

仏教(主に禅宗)では割とメジャーな食事の前に毎回唱えられるお経だそうですよ。

その内容は食事の心得とも言えるような内容で、私も食事の際には忘れずに意識をしていたいな〜と感銘を受けましたので今日はその

内容をご紹介!

 

(※お経の文言は宗派によって微妙に違っています。下記文言は曹洞宗のものを引用。)

 

一つには、功の多少を計(はか)り彼の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二つには、己(おのれ)が徳行(とくぎょう)の全欠(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に応ず。
三つには、心(しん)を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四つには、正(まさ)に良薬(りょうやく)を事(こと)とするは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為(ため)なり。
五つには、成道(じょうどう)の為(ため)の故(ゆえ)に今この食(じき)を受く。

 

意味は

一、食材の命の尊さと、かけられた多くの手間と苦労に感謝をしていただきましょう。

ニ、この食事をいただくに値する正しき行いが日々出来ているか反省をしていただきましょう。

三、むさぼり、怒り、愚痴などの心を起こさないよう心の修行する気持ちでいただきましょう。

四、欲望を満たすのではなく健康を保つための良き薬としていただきましょう。

五、己の道を成し遂げるために今この食事をいただきましょう。

 

という意味です。

(この解釈は私の好みの解釈です。解釈は様々あるので気になる方は他にも色々と調べてみてくださいね。)

 

これを読むと日頃の自分の食事に対する姿勢を反省したくなります💦

改めて、生き物の尊い命をいただくことに感謝をし、その価値がある自分でいられているか?と自己反省をし、食事をとおして自らの未熟な心を育てていき、その健康な心と体で少しでも社会貢献をしていけたらいいな〜と思うばかりです。

 

みなさんはどんな気持ちで毎日の食事をされていますか??😊