yogaの中で生きる ingA

新米ヨガインストラクターが日々想うこと。

あるヨギの自叙伝を読んで②

先日ついにあるヨギの自叙伝を読了しました。

後半部分の感想をまとめます。

 

後半になってババジという人物(?)が登場する。この人(?)は、もはや人物とは言えないような存在で、著者のヨガナンダの師(ユクテスワ)の師(ラヒリ・マハサヤ)のそのまた師という立ち位置なのだが、とても人間離れしたザ・仙人というような存在だ。

仙人というのは肉体が物質的要素に依存しておらず、見た目は普通の人間っぽくても食事もしないし、歳もとらないし影も足跡もつかない。ヒマラヤの山奥に住んでいる。この本の中ではこういう存在を仙人ではなく「アヴァター(avatara)」と表現している。サンスクリット語の語源はava(下に)tri(移る)でヒンズーの聖典では 

”神が肉体に宿って下生したもの”という意味。アバターと言われると、映画のあの青い生き物がすぐに頭に浮かぶけど、ここでいうアヴァターは自分の分身ではなく神の化身であり映画や仮想現実のそれとはちょっと意味が違うようだ。

 

こういう神の化身がどうして人間のような姿で時々現れるのか?というと、地上に恵みをもたらすためだという。

このババジの場合はインドの預言者たちを助けて彼らの使命を遂行させるために人に見える姿になって現れた。

他にもあの仏陀もキリストもそれぞれに使命をもったアヴァターだという。

 

この本には書いてなかったが神の化身がいるのなら悪魔の化身もいるのだろうか?なんてふと疑問に思った。いそうだよね。。😨

 

そしてそういう神の化身や師に支えられて著者のヨガナンダはアメリカへ渡り、アメリカでヨガを広める活動を行う。東洋と西洋の融合を目指して。

 

当然といえば当然なのだけれど

今私たちの身近にあるものは全て、こうやってどこかの誰かが昼夜問わず研究をし、生み出し、広めてくれたものだと思うと、本当にありがたいと思う。当然のように色々な物に囲まれて暮らしているとその有り難みを忘れそうになる。忘れてしまいそうになるくらい当たり前のようにたくさんの奇跡を与えてもらっている環境がどれだけ恵まれた環境かを感じる。

 

なんとなくやってみようかな〜なんて軽い気持ちでヨガと出会えた環境に心から感謝の気持ちになれた。

 

長くなってきたので

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