yogaの中で生きる ingA

新米ヨガインストラクターが日々想うこと。

炎×ヨガ 1/fの揺らぎからのメッセージ

数日前からヨガ&瞑想時に取り入れた新アイテムがあるので

今日はそれをご紹介したいと思う。

 

取り入れたアイテム

それはオイルランタン。

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キャンプ好きの方なら何も物珍しさはないメジャーアイテムだけど

キャンプをしない方で持っている人は少ないのではないかな。

 

便利な電気のおかげで

現代人は火を照明として使う機会は

めっきりなくなった。

 

いわずもがな電気の利点はとても多く

熱を持ちにくく火事になりにくい安全性の高さ

ボタン一つでON&OFFができる手軽さ

LEDが開発されてからはその軽量さにも磨きがかかった。

 

そんな便利な電気のお陰で火はすっかり過去の遺産になったのかというと

それがそうでもない。

 

自然の炎には

人をリラックスさせる効果がある。

 

そのリラックス効果は

原始時代からずーっと生活を共にした長年のDNAの記憶かも知れないし

 

科学的には自然界の波長と同じ1/fの揺らぎがあるからだともいう。

揺らぎとは

「平均値は同じだが時々不規則な数値が出ること」

これが自然界でのデフォルトだから

人間もそこに癒しを感じるのだという。

 

科学的なことはよくわからないけど

 

「完璧じゃないから癒される」

 

この炎からのメッセージは

ヨガの精神と共通するものがあると感じる。

 

アーサナ(座法)は完璧を目指すものじゃない

 

ヨガでよく言われる言葉だ。

 

難しいポーズをとろうと一生懸命になるのではなく

簡単なポーズでも心地よい状態でいることの方を大切にする。

 

電気を消してゆらめく炎の明かりの中で

ヨガをすると

とても静かな温かい気持ちになる。

 

「本当はいつも正確である必要なんて全くないのだな~」と思い出すような安心した気持ち。

 

小さな炎でも火を灯した瞬間から

熱や水分や音を発し

それにはまるで生き物のような存在感がある。

 

揺れる様子は呼吸をし心をもっているかのようにさえ見える。

 

出来ない自分を責めてばかりじゃなかったかな?

大切な人を大切に出来てるかな?

 

そんな自問自答が自然と浮かんでくる。

 

今日はなんだか疲れてしまったな~という日には

お部屋に小さなキャンドルやランタンを灯してみるのはどうでしょう?