yogaの中で生きる ingA

新米ヨガインストラクターが日々想うこと。

肩のちからを抜くということ

肩こり症の方は真面目な方が多い気がする。

 

それは何かトラブルがあったときに

まっさきに自分で何とかしないと!と思うような正義感が強い方

 

考え方の癖や性質の違いのお話で

どちらが良いとか悪いとかではないのだけど

 

何かあっても何とかなる~と考える人で肩こりの人は少ないような気がする。

みなさんの周りやみなさんご自身はどうでしょうか??

 

~心と体はつながっている~

 

ヨガや内観をするようになりそのことを改めて感じる。

あまりに心が偏ると体にも痛みが出るし

あまりにも体が偏ると心もコントロールが難しくなる。

 

 

私は中学生くらいからずっと肩こりで

肩のちからが抜けない人だった。

 

ヨガをはじめたころ

よく先生に「肩の力を抜いて~」と言われるも自分では抜いているつもり。

万年肩こりでそれがデフォルトになってしまっていて力の抜き方が分からなかった。

 

そんな私に当時のヨガの先生は

「上半身に力が入ってしまう人は下半身に筋肉をつけるといいよ。土台が安定すれば上半身に力は必要なくなるから」と話してくれた。

 

それから3年くらい経った今

下半身に筋肉がついてきた実感と共に徐々に肩こりがなくなっていっている。

だいぶ遅くなったけど当時の先生の言われていたことを実感できた。

 

 

ヨガのアーサナ(座法)で肩に力を入れるアーサナはほとんどない。

肩に力を入れてしまうとどうしても呼吸が浅くなってしまう。

 

試しにやってみると分かると思うけど肩に思いっきり力を入れて

より呼吸を深くしようとしてみると、みるみる肩の力が抜けていく。

 

私自身の考えとしては

肩の力を抜くには背骨の位置もとても大事だと思う。

背骨が前に傾くと肩は力を入れてバランスをとって大切な頭を守ろうとする。

背骨はいつも体の中心におくことが大事。

そうはいっても仕事でデスクワークや前かがみになる姿勢が長く続く仕事の方や小さいお子さんを育てている方は

なかなかいつも正しい姿勢ではいられない。

そういう方は意識して背骨を後ろに倒す時間を作るといい。

ヨガのアーサナでいうと

コブラのポーズやアップドッグ

いつもやりがちな姿勢の真反対の姿勢でなるべく偏りをなくす。

ヨガはゆったり動くのであまり気が付かないけど、普段日常生活ではあまり行わない動きをたくさん行う。そのためそんなに動いたつもりがなくてもレッスンの後にこんなところに筋肉あったんだ!と思うような変なところが筋肉痛になることも多い。

 

肩の力が抜けると呼吸が深まる。

呼吸が深まるとリラックスできる。

リラックスできると必要な時に本来の力が出せる。

 

今日はいちにち肩の力を抜いて過ごしてみませんか?